ブリコ+ 通巻04|「新・だんだん物語」と映画「急に具合が悪くなる」

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2026.07 配信通巻 04
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動物たちの姿に癒されると大好評!
「新・だんだん物語」をお届けします
みなさん、こんにちは。ブリコラージュ編集部の森です。

先日のお休みに、濱口竜介監督の映画「急に具合が悪くなる」を観てきました。
カンヌ国際映画祭で、岡本多緒さんが日本人初の最優秀女優賞を受賞されたことで話題になったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
実はこの映画の原作者の一人である磯野真穂さんは、ブリコラージュで長年にわたって不定期連載をしてくださっています。磯野さんの連載「肩越しから見る世界」はデジタル版ブリコラージュのバックナンバーで読めます。是非ご覧ください。

さて、映画「急に具合が悪くなる」ですが、介護に携わる人全員に見てほしい、素晴らしい作品でした!
このメルマガが届いているすべての人が、この映画の中に自分と重ねる登場人物を見いだし、共感できるのではないでしょうか。
どうして介護業界はこんなに大変なのか、社会の構造の何が問題なのかを、哲学者と文化人類学者が理路整然と整理してくれます。
本誌が大切にしている介護観である「お互いさまの関係」や、特集を組んだ「認知症のある人が定員を務めるカフェ『てへぺろキッチン』」が登場するなど、共感できるシーンてんこ盛りです!
まだご覧になっていない方は是非、劇場でご覧ください
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新・だんだん物語2

実は「箱入り娘」です

「箱入り娘」画像
10年前に大阪から高知を経て今治に辿り着いた元大工の90歳のお爺さんがいた。高知で一升瓶2本のお酒と引き替えに四国犬の子犬をもらい、亡くなられたお連れ合いの名前(イクコ)からイーちゃんと名付けたそうだ。
一人と一匹の暮らしは10年続いた。体を壊したお爺さんはヘルパーさんには入ってもらうが、イーちゃんがいるのでデイサービスや病院に行くことは拒んだ。居宅事業所からだんだんに SOS が入り、イーちゃんを預かる準備をしている間に、残念ながらお爺さんは亡くなられ、イーちゃんはだんだんで引き取ることになった。
日本犬は飼い主以外にはなかなか懐かないと言われるが、初めて会ったイーちゃんは尻尾を振ってまとわりついてきた。散歩に行こうとすると、野太い声で喜び鳴きをして勢いよく引っ張る。ご自宅はイーちゃんの家にお爺さんが住んでいた感じだったが、イーちゃんは家でも散歩中でも90歳のお爺さんの動きにどんな風に合わせていたのだろうかと思うと、その優しさに涙が出る。
イーちゃん、実は箱入り娘です
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著者プロフィール
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保持雅子
(やすもと・まさこ)
獣医師 介護福祉士

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認知症を患い、医療に取り込まれ亡くなった大阪の母が
身をもって教えてくれたことを活かそうと
2018年11月3日、今治につどい場だんだんを開所。
誰でも自由に集えるように、あえて介護保険は使わず自費での運営とした。

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ブリコラージュ303号 案内

次号は、介護と平和の特集です。
● 千葉県にある宅老所「いしいさん家」や「52間の縁側」を運営している石井英寿さんの現地取材と、妻・香子さんとの夫婦対談が実現!

ブリコラージュ303号

● そのほかにも、ブリコを創設した伝説のあの人も登場します。

伝説のあの人


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